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2018年8月31日まで募集しておりました、ハッピー・ドラッグ「エッセイコンテスト」授賞作品をご紹介いたします。コンテストには予想を上回る「116作品」ものご応募を頂きました。積極的な活動をしている方、何気ない暮らしの日常が元気につながっている方、そこにはたくさんの心温まるエピソードがありました。共通していたことは誰しもが健康でありたい、毎日がハッピーでありたいと願う気持ちでした。これからもハッピー・ドラッグは、短命県返上のために皆様とともに歩み続けます。

 

健康づくりエピソード

 

●最優秀賞●

題名:「嫌いは美味し」 ペンネーム:赤犬 大介

 夏の今は、「なすのしそ巻」「ささげのでんぶ」「ピーマンいため」などバサマ料理が毎日のおかずのヘビロテとなっている。苦味・酸味・えぐ味と季節の味が味わえる。子供の頃はまたこれ~~~!とうんざりだった。祖母の作るおかずより、カップラーメンがよっぽどごちそうに思えた。
 そんなじゃいご娘も社会人となり、あれこれとこじゃれた料理に遭遇した。やれ飲み会だなんだと出かける機会も増え、飲みすぎ、食べすぎ、朝食抜きなどなど、若さゆえのテキトーな食生活を送っていた。それが三十才を過ぎた頃から、半年も風邪が治らない・ダるい・また風邪…と体調をくずしがちになってきた。何故どうして!?と思っていた時にふと目にした、
 「あなたの体はあなたが食べたモノで出きている」
 この一文。ガツンと目が覚めた。私の体がビールやカップラーメンで出来ているならば具合が悪くなるのも当然だ。今まで好きなものを食べ調子が悪くなったのだから、嫌いなものを食べたら良くなるはずだ。家は農家だから野菜もたくさん転がっている。
 さて何を?と考えた時うかんだのが、あのバサマ料理だった。採れたての旬の野菜は栄養価も高いし、何より実に美味かった。
 昔、作ってくれた祖母に文句ばかり言ったことを仏壇に詫びた。
 体調はまず便秘をしなくなった。苦手なヨーグルトを続けたことでそばかすも若干消えつつある。気づけば風邪もひいていない。 まるで好き嫌いがなくなったかのような口ぶりだが、実はまだまだ苦手なものがある。
 その苦手なものを食べるというチャレンジをこれからも楽しんでいきたい。

 

●鎌田實賞●

題名:「筋力と能力を鍛える」 ペンネーム:穴田岳雄

 「終わり良ければ全てよし」ということわざがあります。人は永遠に生きていくことはできません。終わりは必ず来ます。この終わりを意識した生き方をしようと考えるようになりました。きっかけは五十九歳での心臓の手術と、六十二歳での癌の手術でした。このときまで病気らしい病気をしたことがなかったし、入院したこともありませんでした。これらの手術をきっかけに、残生を有意義に過ごし、悔いのない最期を迎えたいと本気で考えるようになりました。
 まず書類、蔵書、写真、衣服などの自分の身の回りを整理する、いわゆる断捨離に取り掛かりました。次にまだ体を動かせるうちに、筋力と頭を鍛えることにしました。その方法は、昨年鎌田寛先生の講演を聞き、自分なりに考えたものです。
①テレビを見ながら、スクワット、ストレッチ、簡単な体操を20回ずつ一日に三回繰り返す。
 今ではすっかり癖になり、テレビを見るときはいつも体を動かしています。
②毎日畑(りんごと野菜それに花卉ハウスこれらはすべて自家用ですが)へ出て、軽い農作業する。
③週に2~3回、天気の良い日は一万歩のウオーキング。場所は30分以内で行ける公園等10箇所くらいリスト
 アップしています。近隣の市町村の街ブラも好きです。
④そして頭の中では短歌、俳句、川柳のネタを探し、四季の風景、風物をスマホで写真に撮り、油絵、ブログ、
 エッセイの材料とします。これらのことを実践しながら、地域のコミュニティーにはできるだけ参加し、ボラ
 ンティア活動も積極的に行う。腹八分目を常に意識し毎日体重管理をします。休肝日を設け晩酌を嗜む。明る
 く前向きに生き「晩節を汚さず」を座右の銘に、最期まで生き切る。これらのことを日々実践しています。

 

●社長賞●

題名:「継続は「仲間」の力なり」 ペンネーム:浜なす美

 「赤ちゃん生まれたの。おめでとう。」
と店員さんから声をかけられた。(えっ私妊娠してないよ。出産?)ひきつる顔で微笑返し。40週育てたと思われたおなかをさする30代の小太りの私。
 知人の葬儀へ参列。ご焼香の後、遺族席へ歩み寄り足を止めた瞬間よろめいた。とっさに喪主にしがみついた50台の足腰弱い私。
 そして20年後。町会の回覧板に健康体操の案内があり参加。同じ町内でも見知らぬ 同志の顔合せで私と同世代の女性達20名が集合。
 講師の先生から「ロコモとは」の説明。下半身の筋力と体幹強化が寝たきり予防と健康で長生きの秘訣と力強い宣言で体操が始まった。肩周り、腹筋背筋、大腿筋の運動、片足立ち、ストレッチ、ながら運動と続いた。「日々の継続こそが大事」と力説するも会場は痛い痛いの悲鳴と笑いに包まれていた。突然参加者から
「毎週ここでこの体操をやりましょうよ。」
このひと声から町会主催のロコモ予防体操が始まる事となった。
 講師の良き指導の下、全てのプログラムを熟知した私達は講師不在でも自前で始め、終えられるようになった。かけ声係カウント係お笑い担当、お茶係清掃係と役割分担もでき毎週体操は実施された。約束事もできた。町民は自由参加、出欠はとらない、欠席理由は不問、各自体力に応じ無理はしない、である。
 こうして今、週一回体操は3年目へ突入し筋力が強化されたのは言うまでもない。正座階段昇降、散歩がスムーズとなり、さぼると筋力低下を身体で実感できるようになった。運動は個々の努力ではあるが、生活に運動習慣を定着させるのは、一人では苦しく頓挫しがち。「継続」には、自分自身の為に楽しく続けようとする気持が同じ仲間の存在、そして再スタートの人を拍手で迎えてくれた仲間の存在があったからと、心から思う私である。

 

●優秀賞●

題名:「モツケなおばあの健康法」 ペンネーム:雨野みどり

 我が家のおばあは、今年満八十五才になります。八年前に、たまたま受けた検診で、ガンが見つかり、胃の三分の一を切除しています。その時は、今の元気で、バリバリ働くおばあの姿は、想像も出来ませんでした。
 その後のおばあは、とても大病をした人だと思えない位パワフルです。一番の驚きは、毎日の腕立て伏せや、スクワット、さらに、つま先立ちや、リンパマッサージなど、時間を見つけては、トレーニングしているのです。又、自転車に乗って畑の往復三回は、合計で、一時間位自転車こぎをしている事になります。畑では、春から秋まで、野菜やくだもの、花などの栽培をしています。
 おばあは、おだてるとすぐその気になります。つがる弁でいう所のモツケです。
 今年、親せきの集まりがあり、おばあの腕立て伏せを聞きつけた従姉妹が、おばあに、おばあの兄(満八十七才)と、兄嫁(満八十四才)の前で腕立て伏せをやってみせてほしいとうながされ、なんと、二人の前で腕立て伏せをやり始めたのです。私はあ然ぼうぜんとしました。二人は、キョトンとし、おばあだけが自慢げに腕立て伏せをやっていました。
 頑張るおばあのパワフルさは、他にもあります。週五日の夕食の仕たくです。献立ては昔ながらのあえ物や、煮物、焼き魚が中心で、昔の人なので、科学調味料は、ほとんど使いません。自分自身、病後は、一日四食位を、少量に分けて食べています。毎朝、バナナ、りんご、ヨーグルトはかかせません。
 おばあの健康は、毎日の畑仕事や、大好きな温泉に入り、直売所巡りや、スポーツ観戦旅行、読書など興味のある事をし、出かける前の少しの時間でも、モップがけや、ふき掃除など、日々の生活そのものが、健康に役立ち、病を克服し、今日に至っているのだと思います。アッパレ! おばあ!

 

●東奥日報賞●

題名:「膨らむお腹は幸せで」 ペンネーム:きむ少年

僕は学生時代、食べても太れなかった。親父はタバコとスーパードライの毎日でお腹が膨らんでいた。僕は一般企業に就職してから少しずつ体重が増え、気づけば学生時代より数十キロ太っていた。
 親父は三年前にタバコを辞め、ビールも糖質ゼロの第三のビールに変えた。膨らんでいたお腹は半分に、たくましかった腕は細くなっていた。体重も自分の方が少し重かった。それを聞いて、何だか寂しくなった。
 僕は週二回ジムで筋トレを始めた。あまり食べなかった魚や野菜も調理法まで調べるようになった。たまに実家に帰っては、お袋の作る色気のない肉野菜炒めがたまらなく美味しかった。ある日お袋が、
「あんたがそんなに熱中してるなら私も筋トレ始めようかしら。」
と言い出した。親父は横で細目になりながら天気予報を聞いていた。細くなった手が第三のビールに伸びる。
 次の休日、ジムでお袋にやり方を教える僕。何だか変な感じだ。今まで、教えてもらったことしかなかったから。
「やっぱり続けることが大事よね。」
お袋はまた行きたそうに笑っていた。その日の晩は、お袋がジムの話を親父に楽しそうに話したからか、第三のビールを飲み干し、天気予報も見ずに布団に入ってしまった。
 ある日実家に帰ると、親父の机の上に一枚の封筒が置いてあった。それは、フィットネスクラブの入会案内だった。寂しい気持ちは晴れ、嬉しい気持ちになった。僕はお袋に肉野菜炒めを頼み、ジムへと向かった。
 帰り際にコンビニで、スーパードライを二つ、買いたくなった。

 

●各社協賛賞●

題名:「うすいはやさしい」 ペンネーム:山上 栞

「最近のみそ汁薄すぎない?」
薄い。薄すぎるのである。昨日までは濃くて良かったのに。あの程よい濃さのみそ汁はどこへ行ってしまったのだろうか。
「母さんの優しさだよ」
何を言っているんだこの人は、と思った。なんだかあまり美味しくない。あまり飲みたくなかったが、せっかく母が作ってくれたものだし、使われた食材がなんだかかわいそうな気がして、一応全部飲みほしておいた。
 それから数日、薄すぎるみそ汁が食卓に並ぶようになった。毎日もったいない精神で全部飲んではいたが、あの濃さが恋しくなり、母に聞いてみることにした。
「もう前みたいなみそ汁作らんの」
「作らんよ、だって体に悪いもの」
美味しいものは体に悪いと聞いたことがある。母によると、濃いみそ汁はみそをたくさん使う分、塩分の量がすごいのだとか。初めて知った。だから数日前の母は優しさなんて言っていたのか。なんだか自分の態度が恥ずかしくなってきた。その話を聞いてから飲んだみそ汁なんだか美味しい気がした。
 今では薄いみそ汁がわが家の味になっている。昔の私なら文句ばかり言っていただろうが、今の私は言わない。薄い味は優しい味だと教えてもらったからだ。濃いみそ汁が体に悪いのは当たり前という人が多いかもしれない。それでも、身近なところから健康づくりをするのはとても大切だと思う。私の今の健康は母のみそ汁の影響が大きいだろう。この味を未来までつないで、たくさんの人に優しい味を知ってもらいたい。

 

●各社協賛賞●

題名:「人生100年時代」 ペンネーム:ビスケ☆ラスク

 皆さんは、おばあちゃんという言葉から、どんなイメージが浮かんできますか? 背中が曲がっている、杖をついている…こういうイメージの方いらっしゃいませんか? 以前の私はそうでした。でも今は違います! 私が今、おばあちゃんという言葉からイメージできる事は、はつらつと明るく元気で、歳を重ねる毎にパワーがみなぎっているという事です。歳を重ねる毎に元気になっていく皆さんが何をしているかというと、筋力トレーニング!!筋トレです!!私は筋トレをサポートする仕事に就いて三年目です。それまでは、こんなにも筋トレが必要とか大事だとかは考えた事がありませんでした。しかし今の仕事に就き、筋トレしている方はこんなにも元気なのかと驚愕しました。70代でも海外旅行に行ける、80代でも一人で飛行機に乗れる、90代でもまだ仕事ができる。筋トレをする事で日々体が変わり、人生がこんなにも楽しく素晴らしいものになるのです。私自身も仕事と共に筋トレを始めて三年目ですが、自分自身の体の変化に驚いています。肩コリがなくなり腰痛がなくなり、毎日飲んでいた胃薬はいらず、風邪もひかず病院なんてかかりません。おもしろい事に体力がupし、今年はうみねこマラソンにいちょうマラソン、十和田湖ウォーク、秋にはリレーマラソンに出る予定です。筋トレは体力がつくだけではなく、いろいろな事への挑戦やヤル気も高まります。そして筋トレはお金をかけずにできる、道具がなくてもできる、本人のヤル気さえあればできるのです。難しい事はありません。エレベーターを使わず階段を使う、駐車場で車を少し遠くに停める、こういった日常生活のちょっとした意識で身体が変わり、人生が変わるのです。
 今、人生は100年時代と言われています。百歳まで生きなくていいわ! と言う人もいるかもしれません。でもどうせ生きられるなら、元気で健康で、毎日が楽しい百歳を迎えてみたくはないですか?

 

●各社協賛賞●

題名:「母の健康法」 ペンネーム:弘前 花子

 私の母は、昭和15年生まれの78歳。3人の娘に恵まれたが、娘は嫁ぎ、30年前に父を亡くしてから1人暮らしをしている。
 本業は和裁士。だが、和装文化の衰退のため40年以上前から失業状態に陥り、生活のため、祖父母が始めた創業100年以上にもなる老舗の新聞販売店で新聞配達をしてきた。 あまり知られていないが、新聞配達員にも定年がある。他の業種より高く設定されていて70歳が定年だ。母は8年前に定年を迎えた。しかし、身内ということと、人材不足という理由から、現在も自宅周辺35軒のお宅に夕刊を配達している。配達時間は49歳の私の足では30分だが、78歳の母の足では60分かかる。
 母にとって新聞配達は運動でもあるが社会との接点の場でもある。天気を気にしながら午後の決まった時間に家を出る。そして、近所の人と他愛もない会話をし、各家々の庭に植えられた草花や樹木、畑の作物や田んぼの稲の状態で季節を感じている。痴呆の予防・孤独死の回避にもなっている。テレビが友達という引き籠りの老人とは大違いだ。
 母は、新聞配達で得たお金で、宅配牛乳を飲んでいる。骨粗鬆症予防のためだ。
 世の中にはいろいろな健康法があるが、母の場合は新聞配達を中心にした健康法だ。お金をもらいながら健康になれる。一石二鳥の健康法ともいえる。
 78歳母の心配は、購読者が減っていることだ。購読者が減ると自分は、リストラされるかもしれないと心配している。生涯現役配達員を目指しているのだ。自分の目標のため、そして、健康のためにもっと沢山の人に新聞を読んでほしいと願っている。

 

 

以上が授賞8作品となります。たくさんのご応募を頂き誠にありがとうございました。

授賞作品はハッピー・ドラッグ店頭に掲出する予定でございましたが、スペースの都合上、ホームページでの掲出に変更となりました。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解下さいますようお願いいたします。